こんにちは。
今回は少し前に訪れたニュージーランドの南島にある「テカポ」へ訪れた時のことについて。
空気の澄んでいる冬には特に「世界一」と称される星空を楽しむ方々がたくさん来られるエリアです。
しかし、私が観光したのはこのエリアでの春頃の季節。
話によれば、この時期にはこの時期の楽しみ方があるとのことです。
ですのでこの記事では実際に行ってみたポイントと感想、そしてそれに交えて観光のベストシーズンはいつなのか?ということに注目していきたいと思います。
記事の「目次」
「クライストチャーチ」の空港からアクセス
南島の有名都市のひとつ「クライストチャーチ」の空港にまずは降り立ちます。
今回はそこから目的地までガイドさんに送ってもらうことにしました。
道中は信号もほとんどなく景色も綺麗なのでそれほど長く感じません。
思ったよりも山の中に「テカポ」はあります。
道中にはこんな風景も。
広大な草原が広がるニュージーランドには「羊」がたくさん。
ご存知「ラム肉」なども有名です。
この膨大な草を育む水を散布する巨大スプリンクラーもあちこちに設置されており、日本ではなかなか見ることができないスケールの大きい光景でした。
ちなみに余談ですがガイドさん曰く、この辺りには「びっくりドンキー」の契約農場があるようです。
日本の食にも密に関わっていると初めて知りました。
「クイーンズタウン」からもアクセス可能
私は今回「クライストチャーチ」から南へ下っていくルートで行きました。
しかし、逆方面の「クイーンズタウン」から北上するルートでもアクセス可能です。
山の中なのでバス移動がメインですが、綺麗な景色も楽しむことができるので是非窓側に座ってみて下さい。
こんなに青い!?驚きの「テカポ湖」の秘密
車に揺られ3時間ほど。
ついに目的地「テカポ」に到着。
降り立ってすぐの景色に注目。
絵の具を溶かしたような水色。
ここが「テカポ湖」という有名な湖。
もちろん日本では見ることがないような色の水。
これの光景こそが有名観光スポットになったひとつの理由なのではないでしょうか。
青と氷河と光
初めて見るような色の湖について、ガイドさんに質問してみました。
「どうしてこんな色をしているのでしょうか?」
よくある質問だそうですぐに答えが返ってきました。
この色の秘密は「氷河」に隠されています。
氷河の動きによって削られたり溶け出している岩石の成分が混ざっているためこのような色になっているとのこと。
水に含まれる成分の組成が他の湖と異なり、このような湖を「氷河湖」というそうです。
ちなみに雲がかかっている時にはこんな色。
奥の方では明暗の差で色が違って見えます。
ここでも同じように曇りがかっていますね。
このことからも分かるように太陽光が水中の成分に当たることで、水色に見えるということです。
ポイントは「氷河」と「太陽光」です。
また、テカポの天気は晴れが多いそうなので、この淡い水色を楽しむことができる可能性は多いに期待できますよ。
この湖が私にとって最大の見どころとなりました。
「善き羊飼いの教会」にも注目
次に湖畔に佇むテカポの有名な名所のひとつ「善き羊飼いの教会」へと足を運ぶことに。
ここは星空の撮影において人気スポットのひとつでもあります。
この日は天気もよく案の定、人も多いこと。
石造りの教会で、中に入ることができます。
ただし、内部の撮影は禁止されていますのでご注意を。
そして、この時期に咲き誇る花にも注目しましょう。
「ルピナス」のカラーに圧倒
この湖とセットで紹介したいのが「ルピナス」という花です。
紫やピンク、黄色っぽいものから白いものまで様々な色のバリエーションがあります。
先述通り、訪れた時期としては春。少し夏寄りの11月です。
日本と異なりここ南半球のニュージーランでは季節が逆になります。
ちょうど草花の芽吹く時期でしたので、景色を楽しむには最高の時期に当たったと言えるでしょう。
湖の色と相性もよくカラフルな景色を楽しむことができました。
これがこのエリアの「春の楽しみ方」だと改めて感じます。
日本食メインの「湖畔レストラン」でお食事
そんなに知られていないかもしれませんが、ニュージーランドは「サーモン」でも有名なんです。
なので、事前にガイドさんオススメのサーモンを食すことができるお店を聞き、すぐに予約をしてディナーを楽しむことに。
それがここ。
宿泊したホテルからほど近いところに位置する「湖畔レストラン」という人気店。
なぜか外観はショーケースしか撮っていませんでした。
ここではサーモンを軸とした「和食」を楽しむことができます。
サーモンは外来魚?
これもガイドさんのお話。
昔、ニュージーランドはイギリス直轄の植民地であった時代があります。
その時にサーモンがイギリスから持ち込まれたのがきっかけで繁殖して広がったそうです。
ですので元々この地域にいなかった外来魚とのこと。
食文化もイギリスの流れを汲んでいるような感覚ですので納得もいきますね。
サーモン丼が人気メニュー
入店後、オーダーはもちろんこれ。
人気メニュー「サーモン丼」が運ばれてきます。
サーモンといっても「トラウトサーモン」なので釣りが趣味の私にとっても割と身近な魚です。
日本ではニジマスと言われていますね。
もちろんですがお味もグッド。
周りを見渡せば国籍関係なく同じくサーモン丼をオーダーされる方が多いようでした。
さらに羊もいただきます。
思ったよりもクセがなく一度食しておいてよかったと思えるメニューです。
そして、ニュージーランドにおいてポピュラーなビール「スタインラガー」も楽しめて満足な食事の時間を過ごせました。
これもオススメポイント
また、ここ「湖畔レストラン」では日本のスタッフさんもいらっしゃいます。
英語など苦手な方でも安心して食事をすることができると思いますのでオススメですよ。
そして、イギリスの食文化の影響を受けているニュージーランドでは日本食に比べてジャンキーなものが多いと感じます。
実際にフィッシュ&チップスなど高カロリーなものをたくさん食べました。
ですので余計に味噌汁が体に染みるように美味しく感じるので、その辺りも感じてもらえるかと思います。
「世界一の星空」は天候次第
さて、テカポに来る最大の目的どころといえば先述したように「星空」という方も多いのではありませんでしょうか?
せっかくなので「善き羊飼いの教会」の付近で撮影してみることに。
しかし、夜になるに連れて曇りがかってくるというそんなによろしくないコンディションとなりました。
そんなタフコンディションの中であったので星があまり見えません。
ですので残念ながらここでの撮影は断念となりました。
参考として別エリアですが依頼して南島で撮ってもらったものが以下のもの。
雲が少々気になりますが日本と比べ物にならないくらい星が多かったです。
やはりエリアを外しているということや11月ということ、そして曇りという状況もあって満足いくような写真ではないものの心に残る思い出ができたことに違いありません。
ニュージーランドではこんなに綺麗な星を観察することができます。
ここに訪れた際には三脚と一眼レフを持参していくといいでしょう。
なんと言っても「テカポ」は先住民族のマオリ族の言葉で「星の寝床」を意味しているそうなので「世界一の星空」と称されるのは過言ではないですね。
「ペッパーズ」でよい宿泊を
宿泊先はこちら。
テカポといえばこれが有名どころのひとつ。
「ペッパーズ」というホテル。
湖にも近く、「善き羊飼いの教会」へも徒歩圏内。
食事処が固まっているエリアにももちろん徒歩で行けるので、アクセス面で抜群にオススメしたい宿です。
内装の写真がないのですが、非常に綺麗で落ち着いており、旅の疲れを癒すこともできました。
ベストシーズンはこちら
個人的なテカポのオススメシーズンは「春」であると思っています。
春に芽吹くルピナスとテカポ湖の景色の美しさが忘れられないほど心に焼き付いていることや爽やかな天候に恵まれていたのが主な要因です。
しかし、春といえども寒暖差があり夜は意外と寒いので防寒対策は忘れずに。
また、星空という観点では空気の澄む「冬」に訪れるのがベストでしょう。
この地域は比較的、晴天の確率も高いとされています。
なので星の観察やいい写真を取れる可能性は十分高いと思われます。
様々な姿を見せてくれた自然豊かな春のニュージーランド。
南島に訪れる際には是非、この春頃を狙って「テカポ」の素晴らしい景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ご閲覧ありがとうございました。