こんにちは。
今回は三重県四日市に古くから伝わる「なが餅」というお菓子について。
やはり、三重県の銘菓といえば「赤福」と答える方は多いでしょう。
しかし、この度は趣を変えてこのお菓子をチョイスしてもらいました。
私自身、初めて食すものなので食前にどのようなお菓子であるのか気になって色々と調べてみることに。
すると、驚くことにかなり古くから愛されているものであることが判明しました。
非常にその歴史が気になるこのお菓子。
一体どのようなものなのでしょう?
今回の記事では、この「なが餅」を食した感想と魅力、そしてその歴史についてお話しさせていただきます。
販売店「笹井屋」のルーツは戦国時代!?
まずはこのお菓子について。
お土産としてゲットした、なが餅はこの「笹井屋」という店舗で購入したそうです。
地元ではかなりの名店らしいので、こちらを勧められたとのこと。
そして、このお菓子の歴史についてお話しましょう。
ルーツはなんと天文十九年(1550年)戦国時代の頃に遡ります。
「なが餅」と呼ばれるその名物餅は、初代彦兵衛氏がここ勢州日永の里に因んで創りました。
三十六万石の太守、藤堂高虎も足軽の頃、永餅の美味しさに感動し、武運のながき餅を食うは幸先よしと大いに喜びました。
名称も日永(ひなが)の餅、長餅、笹餅、などと称せられ、「なが餅」の今日に至っています。※引用:なが餅笹井屋 公式HP
という具合。
名前の由来は日永の里→なが餅というわけです。
つまり土地の名前にちなんでいるのですね。
500年ほど前から愛されていたお菓子。
次にその全貌を解説していきましょう。
笹のパッケージは歴史そのもの
まずはこのような外観。
見た通りなのですが「笹」が非常に推されています。
先ほどの名称についても「笹餅」と称されるという説明がありましたが、そういった意味なのでしょうか。
とにかく古くからのお菓子であるといったことを感じさせる雰囲気です。
日持ちするの?賞味期限について
和菓子系はやはり賞味期限についてシビアなものが多いイメージ。
では、このお菓子についてはどのようになっているのでしょうか?
3/3に購入およびいただいたので期限が3/6。
すなわち賞味期限は3日間とかなり短い設定となっています。
さらに注意書きで「開封後はその日のうちに食べましょう」という文言が。
これは開封後に餅の部分がどんどん固くなってしまうということもあってのようです。
なが餅ですが日持ちしませんので、お土産にする場合は十分注意しなければなりません。
しかし、裏を返せば保存料などを使わず素材にこだわっているということも言えますね。
意外と長い…?
さて、続いてパッケージの開封です。
1枚めくればあと少し。
中身は発泡スチロール容器に敷き詰められています。
今回のものは7個入り。
ちなみに笹の皮を模したパッケージはこの7個入モデルのみとなってるようです。
そして、このなが餅。
扁平なスティック状となっており、意外と長さもあるではないですか。
見た目も特徴的ですね。
餅の部分がまた絶妙
早速、封を開けて食してみましょう。
少し焼き色が付いています。
持った感触も外側は少し硬めの印象。
画像の見た目からもそれが伝わるかと思います。
そして一口。
ほんの少し粒のある「こしあん」もさることながら、「餅の硬さ」がなんともクセになります。
外側は見た目通り少し硬め。
焼いているので香ばしくもあります。
しかし、あんに接している内側は非常に柔らかくそのギャップが印象的。
余計なものが入っておらず、ストレートにあんと餅の美味しさが伝わってくるような感じです。
まさにシンプルイズベスト。
このお菓子にハマる方はとことんハマるのではないでしょうか。
あんもそうですが、特にお餅の食感を是非楽しんでもらいたいです。
少し割いてみました。
やはり薄い。
あんも甘すぎないので食べ過ぎに注意しましょう。
入り数・値段のバリエーションは様々
この度いただいたものは7個入りですが、他にも多くのパックがあるとのこと。
7個入り | 竹皮風袋 | 648円 |
7個入り | 箱入り | 750円 |
11個入り | 箱入り | 1080円 |
17個入り | 箱入り | 1620円 |
22個入り | 箱入り | 2160円 |
33個入り | 箱入り | 3240円 |
39個入り | 木箱入り | 4320円 |
51個入り | 木箱入り | 5400円 |
値段は全て税込。
手土産から多めの贈答用までカバーされています。
目的に合った選び方ができるのも嬉しい点ですね。
ちなみにHPによると最も人気なのは、今回いただいた7個入りの竹皮風袋だそうです。
購入は通販・現地などで
購入の際は先述の「笹井屋」の実店舗もしくは公式HPの通販を利用するといいでしょう。
また、高速SAなどでも取り扱いがあるとのこと。
お餅をしっかり楽しめるこのお菓子。
近くに立ち寄られた際にはお手に取ってみてはいかがでしょうか。
ご閲覧ありがとうございました。