こんにちは。
今回はテイルウォーク「ナマゾン C62M/G」のインプレについて。
ナマズトップゲームが年々広がりを見せている中、私自身初の専用ロッドを購入することに。
今までバスロッドを流用していたので、色々とネットで調査をして最終的にこのモデルにたどり着きました。
このロッドに対して簡単に感想を述べるとすれば「低価格で誰でも扱えそうなエントリーモデルに最適なロッド」というもの。
比較的安く、またナマズ釣りの経験がなくても扱いやすいロッドをお探しの方は多いのではないでしょうか。
この記事では「ナマゾン C62M/G」のインプレと実釣での使用感を簡単にお伝えをいたします。
記事の「目次」
すでに廃盤モデルのC62M/G
まずこの記事を書くにあたり、はじめにお伝えしておきたい点。
それはこのモデルは現在、廃盤であるということ。
こちらは2014年発売の少しばかり古めのモデル。
以降多くの機種がリリースされているようです。
現行品で言うとG-MODELのC65M/Gが最も近似しているものであると考えられます。
基本情報!ロッドの簡単な概要
続いてロッド本体について見ていきましょう。
しっかりめの袋に入っているこのロッド。
取り出してみると…。
2ピースモデルとなっています。
スペックは以下の通り。
シンプルで飾り気のない見た目ですね。
価格帯は1万円台と比較的安め
ナマズ専用ロッドといえば、安価なエントリーモデルが少ない印象がありました。
しかし、このロッドは1万円台中盤〜の価格で販売されています。
もし、最初の1本を値段で選ぶならこのナマゾンという選択肢は入れておいたほうがいいのではないでしょうか。
各部のポイントと詳細
次にロッドの曲がり、ガイド、リールシートの3点に分けて各部詳細のをご説明します。
グラスコンポジット!素直な曲がりを見せてくれる
このロッドの曲がりについてまずご覧ください。
軽く天井に当てて曲げてみると…。
割と素直なカーブですね。
調子としてはレギュラーテーパー。
ナマズトップにおいて、硬すぎるロッドの使用ではバイトを弾いてしまいがち。
このようにティップ部分から抵抗少なく曲がることで、バイトを弾かずフッキングに持ち込みやすくもなるでしょう。
そして、ある程度曲がることからルアーを乗せてキャストしやすそうで扱いやすそうな印象。
この点は非常に気に入りました。
また、シャキッとした感覚を持ちながらのグラスコンポジットということでしなやかさも兼ね備えたこのロッド。
グラスが入ることでありがちな「重さ」についてはそこまで気になりませんでした。
ガイドは太PEライン対応
4号以上の太いPEラインをナマズ釣りで使用される方は多いのではないでしょうか。
私も実際にこのようなラインを使っているのですが、当然ながら問題なく扱えます。
※以下の実釣編ではGT-Rウルトラ(ナイロン)22lbを使用していますが、PE使用の釣行の際は絡み含め特に問題なしでした。
ガイドはKガイドのダブルフット仕様。
ナマズのパワーファイトにもしっかり耐えられるだろうといった感じ。
特徴的!リールシートのトリガーが短め
このロッドの特徴的な部分のひとつとして挙げたいのがトリガー部分。
リールシートの見た目は普通だが…。
トリガーが小さく短めになっています。
使っていくうちに慣れましたが、最初は力を入れて遠投する際に少し躊躇してしまう場面も…。
キャスト時に指が引っかかる面積が少ない分、怖い感覚もあるかと思います。
現場での実釣後に感じたこと
ここからはこのロッドを使用して実際にナマズを釣ったみた感想。
実釣はまだ数回だけですが、直近の釣行では6本のナマズをキャッチできました。
使用感をいくつかに分類してそれぞれ書いていきます。
鯰のバイトをしっかりモノにできそうな仕様
ナマズはバイトが非常に下手な魚。
ゆえにバイトは確実にフッキングに持ち込みたいところ。
このロッドのいいところはしっかりとしながらある程度ロッドが入ってくれる点。
先述のように硬いロッドであればバイトを弾いてしまうことが多いでしょう。
ティップ付近がある程度入ることによりキャストアキュラシーやルアーの操作性はもちろん、バイトを弾きにくいということが言えます。
もちろん絶対に掛かるといったことでは決してありません。
今まで使っていた硬いロッドに比べて少し食い込みがよくなった感覚がありました。
魚を掛けてしっかり曲がるけど強いロッド
まず、ナマズを掛けた際の印象。
クセなくベリーまでしっかりロッドが入ります。
そして、魚が暴れた際にはもう少し先まで曲がってしっかり粘れる柔軟性も備えているので、ファイト中のバラし軽減に繋がっているのではと感じます。
この日はMAX60cmほどの良型も釣りましたが、パワーについても特に不足はありませんでした。
バーブレスフックの使用かつバイトの下手なナマズに対してはバラしは非常にシビアな問題。
しっかり曲げてしっかり魚を獲りたいという方に向いているモデルではないでしょうか。
足場の低いところ向けモデル
今回使用したモデルは6.2fと比較的短めのもの。
少し足場の高い釣り場での実釣でしたので、そのような場所ではもう少し長さが欲しいな…と感じました。
短いロッドの利点はとにかく取り回しのいいところ。
低い足場〜であれば快適に使用することはできそうです。
高い場所からであれば6f台後半は欲しいところ。
いずれにせよ、通う釣り場の状況に応じて最適なモデルを選択すればいいでしょう。
パワー系ロッドだが無理は禁物!折れる可能性について
先述のように高めの足場で釣りをしていた際の話。
恥ずかしながら6本目のランディング時に少々、無理をしてしまいロッドを折ってしまいました…。
破損箇所はティップ側ピースの中腹あたり。
いくら強めのロッドといっても曲げ方やリフトの際には要注意です。
完全の自分の配慮不足でした。
やはりネットでの確実なランディングが無難ですね。
もちろん後日、パーツ交換のためメーカーに出して先日戻ってきました。
この件で十分に勉強させていただいた次第であります。
入門に最適!テイルウォーク「ナマゾンC62M/G」レビューまとめ
購入後に部屋で軽く触った感触〜実釣を通して簡単にレビューさせていただきました。
ここでこの記事の要点をまとめてみます。
ポイント
・素直なロッドで誰でも扱いやすそう
・足場が低いところ向けのモデル
・ファイトの際、しっかり曲がるが粘りがある
・低価格でコスパ良好
・太PEラインにももちろん対応
・トリガーは小型で慣れが必要
・グラスコンポジットだが重さはあまり気にならない
・曲げ方やリフトの際には油断禁物
1万円台中盤で手に入るこの専用ロッド「ナマゾン」について。
総合して考えれば非常にコスパに優れた入門者へ向けたエントリーモデルに最適な1本と言えるでしょう。
ナマズ専用ロッドをとりあえず1つ購入しよう!と考えられているのであれば「ナマゾン」をオススメしたいと思います。
ホームの状況、特に足場の高さなどでモデルを選択すればいいのかなと感じます。
春〜秋まで幅広く釣ることができるナマズトップゲームをこのロッドで楽しんでみてください。
ご閲覧ありがとうございました。