こんにちは。
今回は昨年訪れた鹿児島県の離島「甑島」について。
この甑島は列島になっており「上甑」「中甑」「下甑」と3つの島から成っています。
主に今回は上甑メインでの旅行でした。
旅の目的はもちろん「釣り」もありますが、名産品やこの島で食すことができる名物など気になる方は多いはず。
ですので、この記事では島の美味しいかったものや食の楽しみ方をはじめアクセスについてもこの記事では触れていきたいと思います。
記事の「目次」
行き方は?アクセスはフェリー「甑島商船」にて
甑島は鹿児島県の西部に浮かぶ列島となっています。
小さな離島なので交通の手段は当然ながら連絡船もしくはフェリーのみ。
そこで私は「甑島商船」へ電話連絡して往復のフェリーを予約しました。
もちろん島内は車で巡っていく予定なので、車1台の予約も行います。
特に長期休暇の時期はフェリーの車の予約は空きがないと入れることができませんのでお早めにどうぞ。
料金はどれくらい?
ちなみに他の離島に比べても乗船料金は並か少し安いくらいの値段帯でした。
大人2300円+車がある場合は航送料が追加されます。
なお、出発時に往復でチケットを購入しておくと多少お得になります。
車はサイズによって料金が変動するのですが、大きめの普通車でも1万円台で済みます。
島内にもレンタカーなどありますので、目的や条件によってはそちらを利用する方がいいといった場合もあるかもしれません。
フェリー乗り場は串木野〜里
今回は串木野港を出発して里港で下船しました。
所要時間は1時間ちょっと。
割と近い部類に入るのではと思います。
甑島の名産品はやはり海鮮
次に食べ物について。
今回食したものの中にも「鹿児島」って感じのものもありましたが、もちろん島には島特有の名産品があります。
主に2つ有名どころを挙げてみると…。
・キビナゴ
これら2点はこの島で絶対に外せない名物なのでこの点に着目して書いていこうと思います。
ランチでアオサを「YOU&友」で楽しもう
まずはランチへ。
事前に調べておいた「YOU&友」というお店へ足を運びます。
こちらは中甑に位置し窓から海も望めますので眺望はグッド。
ちなみに上甑と中甑は道が繋がっていますので行き来が可能です。
現在、工事が長引いているようですが、将来的には下甑も橋で繋がるそうなので開通したらそちら方面にも行きたいですね。
また、お店は建物の2階。
1階にはスーパーマーケット「Aコープ」が入っており、鮮魚コーナーでは色々な新鮮な魚が売られています。
もちろんその他の日用品やその他の食料も揃っていますので島の滞在には全く困ることはありませんでした。
どうぞご安心を。
さて、話を戻しましてこのお店の名物「アオサらーめん」というものがあります。
「アオサ」というものはそもそも何かというとノリの種類のひとつ。
先述の通りこの島での名産となっています。
ではここで名物メニューのラーメンを見てみましょう。
麺の色からも分かるようにアオサを練りこんでいるようです。
さらに値段に注目してみるとかなり安いことが分かります。
ライス付きでこの値段はなかなか嬉しいですね。
お昼時真っ最中にお邪魔しましたので人で賑わっていたということはいうまでもありません。
観光客にも地元民からも評判の高いお店だそうです。
コスパ最強のラーメンセットが推し
オーダー後、窓の外の中甑の海を眺めていると写真通りのラーメンが出てきました。
こちらを食してみた感想は…
醤油ベースのちょうど良い濃さのスープとご飯がよく合います。
本命のアオサについて、写真では少々とろみがかっていますがサラッと食べてしまえるほど。
とても柔らかい海苔を食べているイメージです。
また、磯の香りも心地よく感じることができ満足のいくランチタイムとなりました。
非常にオススメの一品ですよ。
また、ランチといえども長期休暇時などは予約を取って来店されることをオススメします。
どこの離島でもそうですが、食事処の数は限られていますのでご注意を。
ディナーは上甑の居酒屋「漁り火」
続いて晩ご飯について。
宿泊のホテルは港から徒歩圏内で、ベランダの眼下に海が見渡せるほど。
旅の楽しみのひとつでもある晩ご飯はお酒も一緒に楽しみたいものです。
宿泊先の上甑のホテルから徒歩10分ちょっとのところに位置する「漁り火」というお店へ足を運びます。
鹿児島だけあって焼酎が有名ですね。
看板下にある本格焼酎「蔵の神」ももちろんいただきました。
意外と飲みやすいですよ。
焼きがテッパン。「キビナゴ」は本当に絶品
この日は予約した際に店主のおまかせコースをお願いしており、その中にもしっかり名産品がありました。
写真のお魚「キビナゴ」です。
こちらは新鮮なだけにシンプルに焼いて食します。
残念ながら焼けた後の写真がないのですが、非常に身は柔らかく、骨も硬くないので頭ごと食べてしまいました。
素材そのままの味を活かすべくシンプルに「焼き」で頂くのがここでの最もオススメなスタイルだそうです。
次にメインのお料理。
少々見えにくいですが、タイのアラ入りのお鍋が登場。
滞在時の気候的には夏手前でしたが、暑さも関係なく非常に美味しくいただけました。
とてもいいダシが出ており味も量も両方満足の一品。
この島ではタイもよく獲れる魚もひとつのようです。
もちろん締めは「雑炊」となりました。
「さつま揚げ」と「ソラマメ」も登場
おそらくこれは全国的に有名ではないでしょうか。
こちらも登場。
ご存知「さつま揚げ」です。
この地方で愛されている甘めのお醤油に軽くつけてから食すととにかくうまい。
また、私自身全く存じていませんでしたが、以下の食材もかなり有名なものだそうです。
鹿児島が出荷量全国ナンバーワンの食材「ソラマメ」
店主曰くこちらも基本焼いて頂くそうです。
ということで、このままの姿でじっくり焼いてアツアツのうちに大粒の豆を食します。
芋のような食感とホクホクさが印象的で、粒のサイズもかなりのものです。
これらはお酒のアテには十分すぎるほどの食材です。
釣った魚を持ち込んでみた結果
実はこの日は釣りをしておりました。
そして型の良い「アコウ」を同行者が仕留めてくれましたので、お願いをして料理してもらいました。
淡いピンク色の美味しそうな「お刺身」に変身。
プロが料理してくれたということもあるかもしれませんが、とても綺麗な身ですね。
数時間前まで海で泳いでいた魚なので身もコリコリで新鮮。
やはりこちらも先ほど同様甘めの醤油にて頂きました。
ちなみにこの刺身のビフォーはこちら。
37cmと上等な1匹。
地元ではなかなかお目にかかれないサイズですね。
しかし店主曰く「ちょっと小さい」とのこと。
裏を返せば、それだけ甑島には巨大魚が潜んでいるということもいえます。どんだけすごいんだこの島は…。
↓甑島の釣り編についての記事はこちら↓
どの料理・焼酎も美味しくお腹いっぱいで盛況裏に食事を終えてホテルに戻りました。
「キビナゴ」はやはりこの島で食べるべき食材のひとつなので是非チェックしてみて下さい。
自然を満喫。海辺の観光を楽しもう
時系列的に遡りますが…ランチ後立ち寄った海辺にて。
中甑の風景。
ゴツゴツしたゴロタ浜ですが、海・山・空とワイルドな岩肌。
岩の上の鳥居もいい味出しています。
この橋は山口県の名所「錦帯橋」を思わせるような外観。
道自体はもちろんアーチ状でなく平らな道路が通っています。
薄曇りですが逆に過ごしやすく、良い観光?ができました。
このように自然を見て満喫してみるのもいいでしょう。
とにかく「人が優しい」が特徴の島
この島については本当に「人が優しい」と感じました。
ホテルの方や居酒屋のおじさんはもちろん、スーパーの鮮魚コーナーのおじさんも気軽に話せて快く様々な魚を見せてくれました。
その中には見たこともないくらい巨大な高級魚「スジアラ」もいましたので、甑島のポテンシャルの高さを感じることができました。
また、色んな離島に行くたびに「また来たい」と思いますがこの島は特に「絶対また来たい」と思えるほどの島です。
先述の通り、下甑まで開通した際にはもちろん再度行こうと思っています。
ご閲覧ありがとうございました。