こんにちは。
今回は現在、私がアジングバケツとして愛用しているマズメ「観察できる水くみバケツ」について。
ストレートな商品名で文字通り側面が透明なので外から魚を見ることができる仕様です。
しかし、このバケツの優秀な点はそれだけではありません。
アジングをはじめとしたライトゲームで使用すべきポイントが多く存在します。
水汲みはもちろん、ランガン時や魚のキープの際に使いやすいと感じています。
この記事では以下についてお伝えします。
ポイント
・このバケツの基本情報
・各部の詳細や特徴
・使いやすい理由
・実際に使用した感想
記事の「目次」
「観察できる水くみバケツ」の基本情報
はじめにこのバケツの概要についてお話しします。
サイズはスタンダード
ほぼ立方体に近い四角形でW21cm×D21cm×H23cmのこのバケツ。
アジング用として銘打ってはないものの、サイズ感はちょうどいいと感じます。
私の住む地域でいえば尺アジが釣れる限界サイズなので申し分ない程度と言えますね。
側面全てがクリア
このバケツの商品名通り、側面が透明になっていますので中に入れた魚を観察することができます。
子供受けは非常に良さそうですね。
また、底部分をブラックにしていることでバケツの中の魚を落ち着かせることができるとのこと。
釣果も一目で分かりますし、このまま写真を撮ることもできるでしょう。
意外にも手を出しやすい価格帯
この手の凝ったバケツは高額かもしれない…
そんなイメージがあるかもしれません。
しかし、定価は1500円。
意外に安価ですね。
昨今ではロッドスタンド機能付きやプライヤーホルダー付きの高機能バケツも数多く見受けられます。
「シンプルにコスパよく!」という方には非常に向いているバケツであると思われます。
アジングに有利な理由!各部の詳細&特徴解説
先述通り、私はこのバケツを愛用中です。
今までいくつかのモデルをアジング用として使いましたが非常に使いやすいと感じています。
それを踏まえて特徴などを紹介していきます。
コンパクトに折りたたみ可能
個人的に気に入っている部分のひとつが折りたたみが可能である点。
バケツ自体を軽くひねってやればこのような感じになります。
多少のクセはありますが水を入れてしまえばしっかり元の形に。
ロープを重ねてクーラーや防水バッグにこの状態で収納することが多いです。
ハンドルもなく厚みがないのでコンパクトに持ち運びたい方には嬉しい点でしょう。
メッシュ状のフタで水換え楽チン
魚をフレッシュな状態でキープするための水換え作業を行う際に役立つ点がフタにあります。
メッシュ状になっているのでフタをチャックで締め切っていても魚を入れたまま水を捨てる→水汲みができますね。
これがなければ手で魚を掴んで…もしくはフィッシュグリップで1匹ずつ取り出して…とすれば効率が悪いのは明らか。
寒い気候の中での釣りであれば、余計に水に手を突っ込むのは億劫でしょう。
そういった意味でもこのメッシュ状のフタは重要であると言えます。
もんどり式!フタの開閉不要で魚を入れることができる
折りたたみ機能と同様に気に入っている点がフタの中心にある十字の切れ込み。
これは何かというとフタを開けることなく切れ込みから魚を突っ込めるというもの。
「もんどり」という魚獲りの罠をご存知でしょうか?
魚が入ったら入り口から出られない網状の罠です。
それと同じように切れ込みから魚を突っ込んだら魚はバケツ内部から逃げ出せない構造となっています。
アジであればここからすんなり入ってくれますよ。
根魚であればヒレが引っかかるかも知れませんね…。
魚をフィッシュグリップで掴んだ流れでこの切れ目に突っ込んでキープ。
非常に楽チンかつ手が汚れないという点で一役買っています。
ブクブクをキープするループ付き
生物を生きたまま観察するということがこのバケツの最大のコンセプト。
もちろん本来はそう使うのが正解。
同様にライブウェルや餌のキープ用に使用する方には嬉しい点がこちら。
バケツ側面にはブクブク固定用ループが標準装備。
これがあれば釣ったアジをエサに泳がせ釣りもできますね。
使い方はアングラー次第でしょう。
これは使える!実際にアジングで使った感想
ここで私が釣り場で実際に使ってみて感じたことを簡単に紹介します。
20cm台後半までは問題なし
以前釣り上げた20cm後半ほどのアジを入れてみた例がこちら。
斜め方向になりますが収まります。
ただし入れすぎると窮屈になってしますのでご注意を。
その点は血抜きや手洗いなどでキープ目的でなければ問題はないでしょう。
ちなみに20cm台前半の魚でもある程度数は収まります。
個人的にはバケツのサイズに問題はありません。
短い時合を有効に活用できた
さて、改めて使用した感想です。
先ほどもあった通り、フタを開けずとも切れ込みから魚を中に入れることができる機能が非常に便利でした。
釣りの最中、このバケツを使って最も感じたメリットは魚のキャッチ〜バケツキープまでをスムーズに行えた点。
細かく言えば円滑に上記を行うことで即釣りに復帰でき、短い時合でより効率よく魚を釣ることができたということ。
回遊の頻度や群の大きさなどで条件は変わりますが、ずっと釣れ続けるケースはそう多くありません。
限られた時間でより多くの釣果を得るために役に立ったと確信しています。
ランガン時や帰宅時の収納サイズが魅力
そしてもうひとつ。
折りたたみ可能である点が移動時や帰宅時に非常に便利でした。
16Lクラスのクーラーボックスにこのバケツ+保冷剤+魚でちょうどピッタリ収納できます。
スタイルや好みで変わるところですが個人的には折りたたみ式のバケツはそういう点でも優秀ですよ。
ここはどうかな…という点
上記ではいい点を大きく2つ感想という格好で挙げてみました。
しかし、いい部分だけではありません。
そちらも2つ紹介します。
ロープ接続カラビナに不安あり
ロープ自体には問題はありません。
しかし、バケツ側と大元のロープを接続している部分にご注目。
このカラビナ状の金具。
見ての通り、サイズは小さめ。
実際に触ると強度的にも不安がよぎります。
過去に使用していた水汲みバケツの個人的な破損理由No. 1が接続部品の損傷。
カシメ部分だったり、カラビナ部分だったり、ロープの根元だったり…
使いやすいバケツだけに強度のある素材に付け替えを検討中です。
コブなしロープは使いづらい
上記で確認してもらえれば分かりますが、ロープはストレート状のもので途中にコブが存在しません。
これが本来の水汲みバケツとして使う際、ユーザビリティに影響してきます。
水汲みの際に高い堤防であればあるほど汲み上げ時に滑ってしまいがち。
汲みあげる際にもできるだけ楽に行いたいもの。
自分でロープに等間隔に結び目を作るしか解決策はない気がします。
そう言えどもコブ付きロープが標準装備なモデルもそう多くない現状。
贅沢を言ってはいけないかも知れませんね。
コンパクトでシンプルな装備志向の方にはオススメ
個人的な意見を含めいくつか使える点やそうでない点を記載しましたが、総合的に考えれば圧倒的にメリットが際立ちます。
では、ここでこの記事の内容をまとめてみましょう。
ポイント
・折りたたみ可能でコンパクトに収納
・メッシュ状のフタが水汲みに役立つ
・もんどり式挿入口でキープをスムーズに
・クリアバケツゆえ中身が一目瞭然
・ロープ接続部品に少々課題あり
多機能バケツもいいですが、シンプルなバケツも使いやすいということを痛感しました。
比較的ロープライスで機能的にも満足のいくこのバケツ。
シンプルかつ使いやすさを求めるならこの商品をオススメします。
ご閲覧ありがとうございました。