こんにちは。
今回は今が旬の名物「丹波の黒豆」について。
お正月のおせちなどで利用されていることでよく知られているこの黒豆は高級品としても地名度が高いと思います。
しかし、私は正月まで待ちきれないのでこの解禁となったタイミングで早速茹でて「枝豆」として食してみました。
ですのでこの記事では、教えてもらった枝豆の「茹で方」と簡単にできる「アレンジレシピ」について紹介していこうと思います。
記事の「目次」
「丹波の黒豆」の収穫時期は?
まずはじめに今回のように枝豆として扱われる黒豆の時期について。
だいたい毎年10月初旬に収穫を始める印象が強いです。
この頃になれば道端に簡易テントが建てられはじめて、そこで販売されている光景をよく見かけます。
私にとって丹波笹山は少し遠いので近くの三木市内で購入したり、知り合いにいただいたりしています。
ということを踏まえると10月が旬ということが言えそうです。
販売価格はどれくらい?
補足としてどれくらいの価格で売られているのかということにも触れてみましょう。
場所や販売元によって変動はあるかと思いますがだいたい1束あたり600円くらいが平均なのかなといったところ。
先述の簡易テントあたりに目立つように値段が書いているところやそうでないところがありますが、値段についてはそれくらいかと思います。
黒ずんでいても大丈夫
では、今回はいただいた黒豆を茹でていこうと思います。
実際の1束はもう少し多めですがお試しということでこれくらいの量。
そして黒豆の特徴としてはやはり色。
豆自体や枝が黒ずんでいるので初見の方にとっては痛んでいるように見えるかもしれません。
しかし、この色が美味しさの秘訣だそうです。
大事なことなのでもう1度言っておきますが、腐ったり痛んだりはしていないので安心してご賞味ください。
枝豆は下処理が重要
すぐにでも湯の中に豆をぶっ込んで行きたいところですが、下処理が必要です。
私が教えてもらった処理は主に3つあります。
それぞれに分けて見ていきましょう。
①枝から丁寧に取ろう
これは当然なのですが、枝付きの状態なので豆を枝から取っていきます。
枝豆の状態になりました。
ここからが本番ですね。
②塩で揉み洗いしよう
続いて豆をしっかり洗っていきます。
こちらでは「塩」を使います。
汚れを落とすと同時にもうひとつ大事なことも意識して洗うのがポイントです。
豆の表皮に「産毛」が多く見られます。
揉み洗いしつつこれを擦って落としていくことが必要なのです。
注意事項としては強く擦りすぎないことです。
下手すると枝豆の中身がポーンと出てしまうので力加減は強すぎず優しすぎず。
難しいことなのですが下処理は美味しい枝豆へ繋がりますので頑張りましょう。
③両端のカットは忘れずに
下処理で最も重要と言っても過言でない行程がこちら。
サヤの両端カットです。
この処理を施すことによって茹でる際に熱と塩味がよく通るとのこと。
人によっては片側のみカットする場合もあるそうですが、両端がスタンダードスタイルだそうです。
面倒なのですがひとつひとつやっていくと…
こんな感じに。
ハサミでカットしていくのが最も楽かと思われます。
ポーンと飛び出してしまった豆粒はこんな色味をしています。
薄皮がついた状態です。
茹で時間は好みに応じて
下処理が終わったら茹でる準備をします。
塩を適量入れて沸騰させます。
枝豆に対して多めの湯量が基本ですが、空いている大きな鍋がなかったので小鍋で代用することに。
そして教えてもらったオススメ茹で時間は5分〜8分。
それぞれ固め〜柔らかめの好みの合わせて調節すればいいでしょう。
ただし茹で過ぎは厳禁だそうです。
黒豆は通常の枝豆の茹で時間よりも少々長めであるということがポイント。
今回は7分に設定して茹でてみます。
アクが出る場合は取り除いてあげましょう。
茹で上がり具合
7分が経過し、お湯を切って冷まします。
また、この際に水にさらすのはNGとのこと。
両端をカットしているので、そこから水が侵入して中身が水っぽくなってしまう可能性があるからだそうです。
そこで私はザルを振ったりしてなんとか粗熱をとることにしました。
中身はこんな感じに仕上がり。
これについても薄皮がついた状態です。
剥いてみると鮮やか
先ほどの薄皮を剥いていってお皿にとっていきます。
こんな感じ。中身は綺麗な緑色のお豆さん。
この状態でいくつか食しましたが、とにかく豆の味が濃厚かつ上品でした。
また下処理の甲斐あってか塩味も程よく効いています。
この濃いめの味こそが丹波の黒豆の特徴のひとつです。
その後、全て剥き終わりました。
やはりつまみ食いをしてしまって少々減りましたが次に簡単なレシピも合わせて教えてもらったので、ひと手間加えることに。
オリーブ炒め
調味料を準備します。
・鷹の爪
・にんにく
これらを組み合わせて豆を炒めていくというシンプルなレシピです。
にんにくは本当に少なめでOK。
濃いめの豆の味がしっかり伝わる程度が最も美味しくいただけます。
居酒屋でありがちなテイストのレシピなので、丹波の黒豆でやるのはもったいない気もしますが単純な枝豆に飽きてきたらオススメです。
どのようなレシピでもホクホクなうちにお召し上がりを。
解禁後はお早めに
今回は丹波の黒豆の茹で方とレシピについてでした。
枝豆はお酒のアテにも重宝しますので、正しい茹で方を知っているだけでも美味しさが変わってくるかもしれません。
そして、普通のお豆さんと違う丹波の黒豆ならではの濃いめの味は1度食してみればきっとお気に召すはずです。
もし道端の販売テントを見かけた際には購入して損はないと思います。
枝豆の販売期間もそんなに長くなく割と人気なのですぐ品切れになる場合もあるので、試してみてはいかがでしょうか。
ご閲覧ありがとうございました。