こんにちは。
今回は今から釣りやすくなるターゲット「タチウオ」のお話について。
タチウオ釣りのことも書きたいところですが、この釣りの中で最も注意したい「歯」での怪我に注目していきたいと思います。
やはり注意していても魚が暴れたり、クーラーの中に手を入れた際に鋭い歯で手を切ってしまうという経験をされる方は少なくないのではないでしょうか。
私自身も先日の釣りにて指を切ってしまったので、この時のお話と現場で行った応急処置、そしてその後の怪我の治癒について主に書いていきます。
また合わせて「なぜ血が止まりにくいのか」ということも調べましたのでお伝えしていきます。
記事の「目次」
怪我のシチュエーション
怪我をしたタイミングや症状について簡単に説明をしていきます。
非常に単純なことが原因でした。
油断は大敵。タチウオの歯には要注意
先日、行きつけのポイントにて夕マヅメ過ぎの日暮れからタチウオが釣れ始めておりました。
そして日が暮れて完全に暗くなる頃には1投1匹で釣れ続ける状態に。
そんな爆釣モードの中、魚を氷水を入れたクーラーに入れようとした時に「ガブッ」とやられました。
噛まれたのは右手の小指。
第二関節あたりにクリーンヒットする格好に。
なかなか止まらない出血
噛まれた後は無理に動かそうとすれば二次災害の危険もあるので、魚体をしっかりホールドして静かに口を開かせてなんとか指を救出しました。
しかし、直後から結構な出血が。
経験のある方なら分かるかと思いますが、これがなかなか止まりません。
この日は運悪く消毒液や絆創膏などがなかったので手持ちのものでなんとかしなければなりませんでした。
応急処置の方法は「ロッドベルト」で止血
とにかく血がジワジワ出てくるので血を止めることを優先しようと思い、指を水洗いしました。
ここから何とかしなくてはなりません。
そして、ルアーマンなら持っている確率の高いコレを使用しました。
ご存知「ロッドベルト」を傷口下あたりに巻きます。
ぐるぐる巻きで指にセットしましたが完全にではないですが応急処置にしてはいい感じに止血ができました。
この時、持っていて良かったと心から実感したアイテムです。
切れた傷口をしっかり洗浄すること
止血ができた後、その足でコンビニに行きました。
車で少し走って絆創膏を購入。
消毒液は売っていなかったので手を洗わせてもらい傷口にセッティング。
結果として絆創膏1枚で収まる程度の傷でした。
被害範囲は大きくないことが不幸中の幸いかもしれません。
再び爆釣を楽しむ
ひとまずだんだん血も止まり釣り場へ戻ることに。
釣りに支障がないことを確認し、同行者ともう少し延長戦を楽しんでから帰宅しました。
ちなみにこの日はベルトサイズ中心ですが2人で60本オーバーと好釣果に恵まれました。
↓その釣りの様子はこちら↓
定期的な消毒・絆創膏交換は必須
釣りの後も絆創膏を交換し、家に着く頃にはほぼ血が止まった状態になりました。
次に自宅にあったアイテムで処置を行うことに。
まず「マキロン」でしっかりと消毒。
切れた際の皮が少々めくれ上がっている状態でしたので、これ以上広がらないようにガードするという意味も込めて「メモA」を適量塗布して絆創膏を塗布。
切り傷の際には必ずこの塗り薬を使用しています。
傷のみならず火傷などの症状にも効果があり、汎用性が高いので非常にオススメの塗り薬ですよ。
幹部を清潔に保つために定期的に新しい絆創膏に替えてみたり、この処置を施してしばらく様子見をしました。
傷口が塞がるまでどれくらい?
怪我から2日後。
その間も消毒と絆創膏の交換を行いました。
ガッツリ噛まれてめくれた皮も閉じてきてほぼ完治。
絆創膏も必要ないくらいのレベルに達したので後は自然の流れに任せて行きたいと思います。
大体数日あれば塞がるレベルに達することがわかりました。
「血が止まらない理由」とは
冒頭でもありました、タチウオに噛まれた際に「血が止まらない理由」が気になって調べてみると以下のようなことが分かりました。
理由
・単純に傷が深いため
・ランダムに歯が生えているので傷が複雑
・傷口がテーパー状になる
1つ目に歯がガッツリ刺さるのでその長さの分、傷が深くなります。
これは分かりやすいですね。
2つ目はタチウオの歯の生え方や並びが多様なことに起因しているようです。
歯の方向も違えば長さも違います。
そのため噛まれた際、傷口がギザギザになりがちなので癒着しにくい傷になってしまうということ。
これがかなり厄介ですね。
そして最後にについては歯の形状について。
ドリルのように歯の先端は「細い」→付け根は「太い」
いわゆるテーパー状になっているので傷口もその形状になります。
太いところは傷口の癒着に時間がかかるので出血が止まりにくいと言う具合なのだそうです。
以上、この3つが止まない出血の理由です。
噛まれない対策を考えよう
このような怪我を防止する策を考えて次の釣りに活かしていかなければなりません。
といっても釣りの最中はどんなことが起こるか分かりません。
真新しいことは思い浮かばないので、根源を断つ案を2つ紹介します。
フィッシュグリップを利用する
少しでも魚と手の接触を避けるために必要なこと。
単純ですが「フィッシュグリップ」を確実に使用すると言うことが一番に思い浮かびます。
面倒臭がって素手で魚を掴んだことが今回の敗因です。
個人的にライトゲームなどで愛用している第一精工「ガーグリップ」を使用するなど、簡単なものでもいいと思うのでこのようなツールを準備できればいいでしょう。
フックを外す際や魚を移動させる際にはこれでまずは安心です。
ペンチも合わせて使うとより安全でしょう。
また、タチウオ以外にも歯やヒレが危険な魚が多くいますね。
そのような場合にも有効です。
以下にフィッシュグリップの使い方や特性について書いた記事を準備しております。
ご参考に。
確実に締める!血抜き後に即クーラーへ
怪我をしたのは魚をクーラーに入れる際に…ということは先述の通りです。
それなら〆て血抜きなどを行い、魚が死んだ状態でクーラーに移動という順でやっていけば不意に噛みつかれる心配もないでしょう。
ここも面倒臭がって氷水クーラーにボンボン魚を放り込んでいたことが原因のひとつと言い換えることもできます。
無事故で怪我なく釣りをしよう。本記事のポイントまとめ
今回の記事の要点を以下にまとめてみます。
ポイント
・ロッドベルトで応急処置(止血)ができる
・絆創膏は持参推奨
・数日で傷は塞がる
・絆創膏交換と消毒は定期的に
・確実に締めて魚を移動させる
・フィッシュグリップ使用がオススメ
釣りにおいて大事なことが無事故で怪我なく終えることであると改めて感じました。
釣り場でできることは限られているので、かなり深い傷であれば病院という選択肢も考えなければならないシーンもあるかもしれません。
どちらにしろ、タチウオに噛まれた際には魚を暴れさせて傷が広がらないように注意し、止血は身近なものでもいいので確実に行うといったところがポイントになるかと思います。
そして治癒しにくい形の傷口ですが、しっかり消毒を行ったり絆創膏を交換するなどして清潔に保つことができれば傷口の治りも早いのではないのでしょうか。
また、最近では治癒を早める「高機能絆創膏」も発売されているのでそのようなものも試してみるのもいいかもしれません。
レビューが高かったものが以下のものになります。
こういった怪我はないに越したことはありませんが、万が一あった時にこのようなアイテムも試してみたいですね。
ご閲覧ありがとうございました。