こんにちは。
今回は夜釣りでおなじみ「ケミホタル」について。
浮き釣りやタチウオ釣り、そしてルアー釣りまで様々な用途で使用されるこの発光体。
夜釣りでなにかと活躍してくれますね。
個人的にはナマズのナイトゲームにてよく利用しています。
そして、タイトルにある通りケミホタルの類似品「ケミカルライト」が100均でお馴染みのダイソーでも販売されています。
釣り人ならご存知の方は多いのではないでしょうか。
なお、この記事では以下についてお伝えします。
ポイント
・100均ケミカルライトとは?
・ケミカルライトの注意点
・ケミホタルとの違い
・ルアーへの装着感と実釣結果
・使用するメリット&デメリット
※パッケージ変更に伴い、サムネイル画像を新パッケージ版にしています。
記事内容は旧パッケージでの説明になりますが、入り数や発光時間などの仕様は変わりません。
記事の「目次」
100均「ケミカルライト」はどんなもの?ルアー用に購入してみた
まずはじめに100均ケミホタルをご紹介。
「ケミカルライト」という名称。
ダイソーの釣り具コーナーに陳列されています。
ナマズやタチウオのシーズンには一気に在庫切れするイメージがあるので入手したい際にはお早めにどうぞ。
チューブ形状が合わない可能性
裏側の説明欄へ。
上部説明に注目。
「商品によってはチューブが合わないことがあります。ご了承の上お買い求めください」
とりあえずチューブにバラつきがあり固定に難ありということでしょうか…。
仕掛けへの固定にはこのチューブを介します。
これに当たり外れがあるということは頭に入れておいたほうがよさそうですね。
使い方・付け方はケミホタルと同様
使用法は一般的なケミホタルと変わりありません。
単純に軽く折り曲げる。
ただそれだけ。
付け方も同様でしょう。
ちなみにルミカのケミホタル。
モノの見た目は大きな違いがないように感じます。
ルミカとケミカルライトの「25mmサイズ」で比較
続いてルミカのケミホタルと100均のケミホタル(ケミカルライト)を価格・発光時間などにどのような違いがあるのかを色々と比べてみましょう。
今回購入したものは25mmモデル。
ほとんどのナマズルアーに使用するのがこのサイズです。
100均のメリットはやはり値段!コスパは優秀
まず価格面の比較。
価格
ダイソー製→108円で8本入り=1本あたり13.5円
ルミカ製→108円で2本入り=1本あたり54円
言うまでもありませんがコストパフォーマンス面では圧倒的にダイソー製が優れているということが分かります。
発光持続時間はどのようになっている?
ケミホタルにおいて重要なのが「発光時間」です。
すぐに光らなくなってしまうのでは話になりません。
どれくらいの持続力があるのかは気になるところですね。
ということでこちらはパッケージ記載ベースで比較。
時間
ダイソー製→1本あたり5時間
ルミカ製→1本あたり3時間
意外にも持続力に関してもダイソー製が優勢。
この持続力自体も次項の「使用期限」によって左右されます。
気になる使用期限については?
発光時間と並んで気になるのが「使用期限」
これはしっかり発光して使うことができるとされる期限のこと。
いわゆる賞味期限のようなもの。
この期限が過ぎてしまうと光量に問題が出る可能性が大きいようです。
こちらも比較。
参考
ダイソー製→約1年
ルミカ製→約2年
いずれも未開封の状態という条件です。
エンドユーザーにとって、いつ製造されていつから店頭に在庫として並んでいたものかを知ることは正確にできないため、はっきりとしたことは明言できませんが逆算して大体こんな感じでした。
パッケージに期限は記載されていますので、購入の際には注目してみるのも重要です。
できるだけ新鮮なうちに使ってしまう方が無難でしょう。
中身の詳細は?詳しい情報を確認
パッケージのデータでの比較の次は実際の中身について。
どのように梱包されているのでしょうか?
早速、箱を開けてみましょう。
簡易個別包装でパッケージングされている
肝心の内容物はというと…。
銀色の簡易包装にて個別に分けられています。
どの袋にも使用期限が記載されていますのでこの点は丁寧な印象。
この包装を破って今回の主役であるケミカルライトを出していきましょう。
ライト本体にあらかじめチューブが被さっています。
必要ない場合は外すのに手間取ってしまいますね。
もちろんナマズルアーの場合はこの被覆を除去しなければなりません。
これは個人的にはデメリットに属する事柄です。
また、ルミカ製と異なり個別包装の中に乾燥剤が入っていません。
先ほどの使用期限の長さの違いに影響しているのでしょうか。
夜釣りに重要な明るさ・光量について
ケミホタルは光らなければ意味がありません。
それこそが最大の仕事であるからです。
そこで実験として1本暗い場所で光らせてみることに。
パキッと鳴るくらいに曲げてポッ…と光が点きました。
光り方の具合は画像では分かりにくいかもしれませんが、個人的にルミカ製の方よりも光量は小さめであると感じます。
視認性ではルミカの方がやはり優れているのではないでしょうか。
コスパを取るのかクオリティーを取るのかは人それぞれ。
自分の釣りのスタイルに合ったものを選んでみてください。
ルアーへの使い方と付け方!ルアー装着がキツいサイズ問題
とりあえず光るということは分かっていただけたかと思います。
次に実際に釣りに使うルアーにケミホタルを装着していきましょう。
昔はジッターバグなどにテープやヒートンを介して装着していましたが、最近のナマズルアーにはケミホタルの装着アタッチメントが標準装備されている場合が多いですね。
マイナーなナマズ釣りも年々着実に進歩していっている感じがしますね。
今回は愛用しているルアー「でんぐりガエル」と「ポンパドールJr.鯰」の2つに装着してみます。
まずはでんぐりガエル。
少々キツい印象がありますが装着口に差し込むことができました。
ちょんまげスタイルで装着するのがこのルアーの特徴。
ゆるいよりはキツめの方が都合がいい。
この時はそう思っていました。
続いてジャッカル ポンパドールJr.。
挿入口へスライドさせるようにはめ込みます。
ここで問題発生。
キツいがゆえに最後までしっかりはまりません。
どうやらルミカ製よりも径が大きい?感じがします。
この場合はあまり無理をして差し込むと抜けなくなったり、抜く際に破損して中身の液体が出てしまうことが考えられます。
キツいなと感じたら強引に使うのは控えておいたほうがよさそうですね。
この点はキツすぎず緩すぎずちょうどいいルミカ製の方が装着しやすいと感じました。
もし液体が漏れ出してきたらすぐに手を洗いましょう。
かなりケミカルな臭いが襲ってきますので気分が悪くなる場合もあります。
十分にご注意を。
釣りに使うには形がちょっといびつ?
本体のシルエットの違いを双方並べてみて見比べてみましょう。
参考
左:ダイソー製
右:ルミカ製
径自体は比較してもさほど違いが見受けられませんね。
長さが異なっているのが最も目につく点でしょう。
また、見た感じ少しダイソー製の上部がいびつに膨らんでいるようにも見えます。
このような部分が原因でキツいと感じたのでしょうか。
ナイトトップゲームでナマズを釣ってみた
色々と問題点など見えてきたこの100均ケミホタル。
実際にフィールドで使用するにはどうでしょうか。
ということで、ナマズ釣りに出かけました。
もちろんナイトゲーム。
先ほどの検証を踏まえて使用ルアーは「でんぐりガエル」としました。
ナマズのトップゲームということで初夏の楽しい釣りのひとつです。
この釣りの詳細が気になる方は以下を参考に…。
そして、結果だけ手短にお伝えしましょう。
なんとか釣ることができました。
個人的にナマズを釣るポイントは小規模河川で遠投が必要ありません。
ですので、視認性に関しては問題なく使用することができました。
約60cmほどの良型サイズ。
今回の100均ケミホタルは釣りに使えるか否かで言えば「使える」のではないかと個人的には思いました。
100均ケミカルライトのメリット&デメリットと内容のまとめ
今回ダイソーで購入したケミカルライト。
色々と問題もありましたが最終的に魚は釣れました。
ここで100均ケミホタルのメリットとデメリットを再確認していきましょう。
メリットについて
メリット
・コスパに優れている
・内袋にも使用期限の記載あり
・意外と持続時間が長め
デメリットについて
デメリット
・ルアーに装着しにくい
・内袋に乾燥剤が同梱されていない
・光量は少々弱め
・シーズンに在庫切れしやすい
・使用期限がルミカ製より短い
入手は在庫のある時期のうちに
ルアーチェンジを頻繁に行う方であれば着脱に手間取る、もしくは使えるルアーが限定されてしまうので人によっては「安かろう悪かろう」と感じるかもしれません。
私のようにひとつの使えるルアーでほぼ通すスタイルでしたらこのコスパ抜群ケミホタルで経済的に釣りを楽しむことができるでしょう。
できれば、まとめ買いしてシーズンインした方がよさそうです。
ダイソーに在庫があるうちに是非チェックしてみてくださいね。
シーズンインすれば欠品も大いに考えられます。
特にタチウオが釣れ始めるころに必要な場合は要チェック!
また、使用期限や中身の当たりハズレに関してもそんなに気にする必要はないかもしれません。
なぜなら、100均商品なので思い切ってまとめ買いができるはず。
これで失敗してもそんなにお財布には痛くないでしょう。
また、動画でもケミカルライトについて解説しています。
ご閲覧ありがとうございました。