こんにちは。
本日は中古エギの選び方について。
最近では中古品の釣り具を購入される方も多くなってきたのではないでしょうか。
フリマアプリが台頭する中、その勢いはさらに増しているような世の中になっていることは確実でしょう。
しかし、エギ1つ取っても流通しているものの状態は様々。
もしかするとハズレを引いてしまった…という方もいらっしゃるのでは?
そこで、この記事で中古でエギを購入する際に必ず確認しておくべき項目をまとめてみました。
ボディー、カンナ、羽の3点に注目していきましょう。
記事の「目次」
①ボディー部分の傷や破れについて
今回は手持ちのエギを例に項目ごとに確認項目を紹介します。
まずはエギ本体のボディー部分。
この部分は見た目ではっきりと見ることができるので購入の際は最も目につきやすい箇所でしょう。
エギ表面は布・テープに分かれている
多くのエギは基本的に下地テープと布に覆われています。
このエギであれば銀色テープにイワシのようなカラーの布が巻かれているような感じです。
こちらのテープは赤?ピンク?のテープとなっていますね。
大体のエギはこのような感じの構造となっています。
軽い布の破れは問題なし
先ほどの上の画像で見ていただきたいのが布の破れについて。
羽の上部に小さな穴がありますね。
これはイカに噛まれて破れている証拠。
中古のエギであれば、このような状態のものでも普通に出回っていると思います。
この程度であれば釣果には影響することはほとんどないのですが、あまりにも激しく大きな破れであると少し厄介。
あまりにも布がビラビラしてしまうと、フォール中の姿勢などに影響が出てくるという意見を聞いたことがあります。
また、イカの吸盤はタコのそれと、異なり小さなトゲのようなものがついているという話は有名でしょう。
布の存在はそのトゲに上手く引っかかるようにする意味でも重要であるということも友人に教えてもらった記憶があります。
どちらにしろ破れの面積は小さい、もしくは無いに越したことはありませんのである程度は状態の良いものを選ぶといいでしょう。
修理は簡単!接着剤と楊枝を準備
この布破れについて、軽度のものなら修復は可能です。
破れた箇所に瞬間接着剤を落として爪楊枝で広げてあげるとともに馴染ませる。
これだけです。
この時はできるだけ布を広げるようにしてやればOK。
現場でもできることなので、釣行の際には瞬間接着剤を持参しておいたほうがいいかもしれませんね。
アワビシートがついているかも…
これはあくまで参考程度に。
運が良ければエギのオプションパーツが付いたまま販売されている可能性があります。
それは、エギの背中側に貼り付ける「アワビシート」というもの。
こんな感じ。
個人的には効果のほどはいまだに分かりませんが、イカにに対するアピールになるとされています。
これを貼り付ける方は多いのではないでしょうか。
これがいい!と感じた方は貼り付けてあるものを選んでみても面白いと思います。
②要チェック!カンナは傷みやすい繊細なパーツ
続いての項目はカンナと呼ばれる針部分。
イカに直接触れる部分ですので、ここに不備があるとしっかり掛からない、もしくはバラシに繋がる恐れがあります。
少し細かい部分になりますが見ていきましょう。
錆びすぎた針はNG
針部分で最も見た目に出やすいのがサビ。
このようになっているものも当然売られているでしょう。
ハードルアーであればスプリットリングを介してフックがついていますよね。
なので交換は容易なのですが、エギに関してはボディーと直にくっついているのでそうはいきません。
軽微なものであれば気にならない方もいらっしゃると思いますが、サビすぎているものは避けたほうがいいかもしれません。
様々な弊害の原因となります。
カンナが欠けている、折れているものは避ける
上記内容にも少し関連します。
カンナの折れについて。
こちらをよく見てください。
下段正面の針が折れてなくなっています。
この状態では掛かるイカもかからなくなってしまうかもしれません。
また、サビによる劣化で折れてしまうこともしばしば。
やはりカンナ部分はしっかりとした確認が必要ですね。
針先の状態やグラつきにも注意したい
そしてもうひとつ。
針先の状態とカンナがしっかりボディーに付いているかの確認も重要です。
この2点は実物を見てなんぼのものなので、フリマアプリなどでは難しいかもしれません。
針先が丸く鈍ってしまっては先述のように掛かるものもかかりにくくなる恐れがあります。
シャープナーなどのヤスリがあればメンテナンスしてあげればよいでしょう。
そして、カンナのグラつき。
根掛かりを外そうとグングン引っ張った際、運が悪ければカンナが取れかけることもあるでしょう。
そのような中古品でないかを見るためにもカンナがしっかり固定されているかどうかも実際に触っておくことも大事です。
③羽は取れやすい!しっかりボリュームを見よう
エギの特徴的なパーツのひとつである羽。
この茶色い毛状のものです。
こちらにも注目して見てください。
抜けていないか?バランスや姿勢、フォールに影響あり
この羽の役割としてはフォールスピードや姿勢のキープにあるとされています。
この羽をパラシュートのように見立てると分かりやすいかもしれません。
フォールの際にこの羽が抵抗となるので、メーカーが設定している適当なフォールスピードを保つとのこと。
そして、この羽のチェックすべきことは以下の通り。
ちゃんとフサフサについているか?もしくは左右の量のバランスはどうか?という点。
上記画像では羽がほとんど残っていませんね。
この状態では個人的に購買意欲が湧いてきません。
指でつまんで引っ張れば割と簡単に抜けてしまうかちぎれてしまうくらい弱いパーツです。
しかしながら、羽の有無は釣果に関係がないという方やそうでないという方など意見は様々。
ただ、状態は新品に近いほうがいいのではと思います。
ですので、こちらはしっかり見ておいたほうが無難でしょう。
補足…チューニング等のその他の項目
上記で主に見ておきたい項目をいくつか紹介しました。
その他、確認したい項目を以下に参考程度に箇条書きで少しだけ触れておきます。
参考
・アイ部分に損傷はないか
・目玉は取れていないか
・チューニングのため鉛が削られていないか
・不要な穴が鉛に空けられていないか
エギのバランスは意外と繊細なので、下手にチューニングしたものではフォール時などに上手く姿勢が保てないなどの弊害が伴う場合が多いかもしれません。
いずれにせよ気になる方はチェックしておいてもいいのではと感じます。
後悔しないための中古品エギの選び方まとめ
今回は主に3つの項目にスポットライトを当てて中古エギの選び方を解説してみました。
ここでそれらのポイントをおさらいしてみましょう。
ポイント
・ボディーの布やテープの剥がれ方
・カンナのサビや折れ、グラつきなど
・羽の毛量やその状態
確実にチェックするべき項目ですので、とりあえず上記を抑えておくといいでしょう。
エギの購入はシーズンに入ってからであると遅い場合が多く、特に中古ショップではその傾向が顕著であると感じます。
ゆえに、状態のいいエギをゲットするためにも早めに動き始めることが重要でしょう。
その際にはこの記事を参考にしていただければ幸いです。
ご閲覧ありがとうございました。