こんにちは。
今回はケミホタルのカラーのひとつである「赤色」について。
ケミホタルなどの発光体はタチウオを中心に夜釣りでは定番になっている発光体ですね。
カラーもイエローや先述の赤などいくつか種類があります。
私はナマズのナイトゲームでよくケミホタルを使いますが、ここで「赤色」って実際に使えるのか?
といった疑問を持ちました。
この記事ではケミホタルの赤色を実際に使ってみた所感と釣果について書いてみたいと思います。
記事の「目次」
サイズは25。イエロー・レッドの違いは?
まずはじめに定番グリーンとの違いはどのようなものか?
という点について。
ナマズのルアー釣りで使用する25mmサイズで両者パッケージを並べてみましょう。
大きな違いはやはりカラー。
それ以外のスペックについては以下の通り。
・視認距離→どちらも15m
・付属品→どちらもテープ&チューブ入り
色味以外は全て同じ仕様となっています。
夜釣りの友。実際に開封してみよう
赤色のケミホタルの中身はどうでしょうか。
ここで際にモノを見てみましょう。
2本入りで個別包装です。
この包装は幅が狭いのでちょっぴり開けにくい…。
こんな感じ。
残念ながら光るシーンの画像はありません。
ルアー「でんぐりガエル」に装着してみた
次にこのケミホタルを愛用ルアー「でんぐりガエル」に着けてみることに。
このルアーの場合は頭のホルダー(穴)に差し込むだけ。
どうでしょうか。
フィット感も問題なし。
色だけでも印象は結構変わると思います。
ルアーカラーは違いますがイエローとの比較として参考にどうぞ。
「キャタピー」への装着感
おまけ。
ついでにスミス「キャタピー」へ同様に赤色を装着した様子。
こちらについてはどうでしょう。
こちらのルアーは目の部分にケミホタルホルダーがあるので結構インパクトは大きいですね。
見た目を変えたいといった場合、効果は大きいのではないでしょうか。
使い方は全く同じ。レッドの使用感はどう?
さて、スペックはイエローと変わらずの赤色ですが実際に現場で使ってみました。
率直な感想を言いますと「見えにくい」です。
キャストしても遠くにルアーが着水すればほとんど見えないと言うことが分かりました。
赤色は目立つ印象があるのにどうしてだろうか?
色々調べてみた結果が次のような理由です。
可視光と明度がヒント
色にはご存知のように「波長」があります。
「紫・青・緑・黄・橙・赤」の順に並んだ可視光の波長に関する図をみたことのある人は多いのではないでしょうか。
紫側が短い波長、赤側が長い波長です。
この並びからすれば、長い波長の方が明るく認識がしやすいのではと感じるかもしれません。
しかし、今回の赤色ケミホタルは現場で見えにくかった。
それはなぜか。
それは色の持つ3属性である「色相・明度・彩度」が関係しています。
特に明度に関して、赤色は黒に近いような低い数値となっていることからナイトゲームにおいて認識しにくいということだそうです。
逆に黄色の明度は高い数値なので、イエロー系のケミホタルの方が見えやすいと感じるようです。
見えにくい赤色ケミホタルでナマズは釣れるの?
赤色がナイトゲームで思ったよりも見えにくい理由も分かりました。
しかし、なんでも試してみることが大事。
赤色ケミホタルを用いてもナマズは釣れるのか?
ということを実際にやってみました。
もちろんルアーはでんぐりガエルを使用。
キャスト→リトリーブを繰り返すもやはり近くに寄ってこないと見えにくい状況。
なので、ロングキャストよりも近所を細かく撃っていくことに。
岸際の際どいところを通していくと…
「ポンっ」
と控えめなバイトが発生。
1発目で乗りましたが、ケミホタルが見えにくいせいか引きを感じるまでしっかり掛かっているか確信が持てませんでした。
サイズはそんなに大きくないので、すんなりとランディングに成功。
結果。
一応、釣れました。
しかし、この後はバイトもなく納竿という運びに。
月や街灯の状況にもよりますが、改めて見えにくいという印象を持った「赤色」でありました。
対ナマズのケミホタルは定番の「イエロー」がオススメ
今回は赤色のケミホタルがナマズゲームに使えるか否かということの検証でした。
現場で光らせてみて、やはり基本カラーのイエローの方が使いやすいと感じました。
ケミホタルにとっては最大の存在意義は人間側から見えるということ。
ルアーをどこにキャストしてどこを泳がせているのか?
また、バイトがあれば光の様子を見て、ナマズがルアーを持って行っているかどうか判断したり…。
ナマズのナイトトップゲームにおいてケミホタルは最も重要な要素のひとつに違いありません。
シンプルに赤色は見えにくいケースがあるので、こだわりのない方はイエローの使用がオススメという結論に至りました。
使い所に注意ということがはっきりと分かった釣行となりましたね。
また、同時にケミホタルは毎回使用する消耗品です。
コストパフォーマンスに優れた100均のケミホタルについて書いた記事もぜひ参考にどうぞ。
ご閲覧ありがとうございました。