こんにちは。
今回は仕掛けの収納に便利な仕掛け巻きについて。
仕掛けを再利用する方、自分で仕掛けを作る派の方にはもはや必須アイテムではないでしょうか?
使い方や特徴はもちろん、形状も製品によって様々。
また、どのように扱えばいいのか悩んでいる方も多いはず。
ということで、この記事では以下についてお伝えします。
ポイント
・仕掛け巻きの基本的な使用法
・仕掛け巻きの種類と特徴
・オススメ仕掛け巻き6種
記事の「目次」
仕掛け巻きの種類+利用するメリットを解説
まずはじめに仕掛け巻きの種類という点について。
大きく以下の2つに分かれるかと思います。
・スプール型(画像左)
・板型(画像右)
どちらもメジャーではありますが、それぞれの特徴を細かく見ていきましょう。
円形の「スプール型」の特徴
仕掛けを円状に巻くスプール型。
使い方はいたって簡単。
巻き始め(針部分)からクルクル巻いて巻き終わり(サルカンなど)をツメに引っ掛けるものが多いのではないでしょうか。
これ使うメリットは以下の通り。
ポイント
①仕掛けが折れることによるクセがつきにくい
②長い仕掛けを巻きやすい
①は最大のメリットではないでしょうか。
板型では仕掛けの折り返し点でどうしてもクセが強くついてしまいがち。
特にハリスの長いメバル仕掛けやサビキ仕掛けをはじめとした船仕掛けにおいては不利な場合があります。
しかし、スプール型では折り返しがないので、仕掛けが折れるということがありません。
仕掛けに折りグセをつけたくない場合は有効です。
②については、船のフカセ釣りをする方ならお分かりかと思います。
釣りの種類によりますが、長い仕掛けであると全長20mを超えるようなものもあります。
1スプールにつき1つの仕掛けを収納するので、長い仕掛けでも他の仕掛けと干渉して絡まるということがありませんね。
スプール型の容量にもよりますが、釣りに合わせて好みの仕掛け巻きを選択して下さい。
どちらかといえば、仕掛けにこだわりがある人や船釣り師がよく使う印象があります。
長方形の「板型」の特徴
こちらはシンプルな板型。
使い方は基本的にスプール型と同様に、巻き始め(針部分)から巻き終わり(サルカンなど)をツメに引っ掛けるものや、その逆のものなど様々。
いずれも特に巻き方にはルールはないでしょう。
先述のように折れグセが付くといったウィークポイントもありますが、もちろんメリットもあります。
ポイント
①1つの仕掛け巻きに複数の仕掛けを巻くことが可能
②もつれにくい
この板型は幅によりますが、いくつかの仕掛けをまとめることができます。
市販されている仕掛けを思い出してみてください。
例としてキス仕掛け。
「2本針×3セット」や「3本針×2セット」などあるかと思います。
このようなよくある仕掛けの台紙が長方形の板型なのです。
複数の仕掛けをまとめることで省スペースにも貢献できるのではないでしょうか。
また、もつれにくいという点はスプール型よりも優れていると個人的に感じます。
堤防釣りの仕掛けや投げ釣り仕掛けなどに多用しますので、短い仕掛けをまとめて扱うのにちょうどいいと思います。
コンパクトでタックルケースにも収まりがいいので手軽に使うならこちらがオススメです。
シーンで使い分け!仕掛け巻き各種の紹介
この記事のメイン内容である6種類の仕掛け巻きを以下で紹介いたします。
各種の詳細内容にご注目下さい。
ヤマシタ「仕掛巻き上手」は収納面で優秀
1種類目の紹介。
ヤマシタ「仕掛巻き上手」という商品。
見ての通りスプール型です。
この商品はプラスチック製なのでしっかりしている印象があります。
針もしっかり止めるポイントしっかりしており、表には仕掛けのスペックを書き込むラベルもあるので使い勝手もいいでしょう。
また、真ん中の穴をはめ込んでスプール同士を連結する機能付きの優れもの。
裏面の説明書きも丁寧なので何を買えばわからない場合はこれが使いやすいかと思います。
第一精工「スプールシート」で柔軟に収納
次は薄めのスプール型。
第一精工「スプールシート」
スプール自体に厚みがなくコンパクトです。
様々な使い方ができるのが特徴的なこのスプール。
基本は切り込みが入ったしゃもじ状のツメを全て起こしてからそこに仕掛けを巻いていきます。
非常にシンプルな作りですね。
外周のツメには幹糸、内周のツメにはエダを巻きます。
また「カット線」と書かれているところで切って使えば内周のみ使用できるとのこと。
先ほど同様、仕掛けのスペックの書き込みも可能です。
どのような仕掛けも収納できるかと思います。
ただ、薄い作りなので全長があまりに長い仕掛けには向かないでしょう。
スポンジが仕掛けに優しいメイホウ「ちびまる」
スプール型はこれがラストになります。
3種類目はこちら。
メイホウ「ちびまる」
外側はプラスチック製、仕掛けに干渉する部分はスポンジでできています。
スポンジゆえに仕掛け自体にも優しい仕様となっています。
これがこの仕掛け巻きのメリット。
目印、ウキゴム、オモリもまとめて収納ができるとのことなので、そのような仕掛けをセットする場合は重宝すること間違いないでしょう。
投げ、サビキ仕掛けなどにはシンプルなメイホウ「ニュー仕掛け巻き」
板型の方に移ります。
まずはこちら。
メイホウ「ニュー仕掛け巻き」
プラスチック製でレーンが2つあるので基本的に2つの仕掛けを巻くことができます。
この仕掛け巻きの優れた点はいくつかあります。
個人的に最も便利だと感じたことが、巻き始めを止めるスリットと巻き終わりの針を止めるレーン内のポイントが非常に多い点。
投げ釣りやサビキ釣り仕掛けなどに向いていると感じますが、割とオールラウンダーな印象。
どのような長さの仕掛けでも対応できるということは強みです。
また、この仕掛け巻き自体に長さのメモリもついているのも特徴的。
シンプルなのでオススメな仕掛け巻きです。
イカ仕掛けはタナカ産業「まきたろう」が便利
次の板型仕掛け巻きはスポンジ部分が両面にあります。
タナカ産業「まきたろう」
こちらはイカ釣りのスッテを収納するのに便利な仕掛け巻き。
カンナはどのポジションにも刺さるのでフレキシブルな仕様といってもいいでしょう。
また、こちらは巻き始めがサルカン部分にあたります。
説明によると船べりに固定してスッテをキープすることも可能とのこと。
2種類の使い方ができるのも魅力的ですね。
もちろん、スッテ以外にも使用できるので様々釣り方に対応できる印象を持っています。
小物系はオオネ工業「SHIKAKEMAKI150」でまとめよう
ラストはこちら。
オオネ工業「SHIKAKEMAKI150」
小さめの作りになっており少しハード気味な青いスポンジが内側に採用されています。
サルカンから巻き始めますが、スリットについて「糸に優しい」を謳い文句にしているので、気になる方はこちらで仕掛けを巻いてみてもいいと思います。
スポンジ部分が少し周りのプラスチック部分よりも深くなっているので、ガン玉などがついた仕掛けの収納にも困りません。
イメージとしてはのべ竿で楽しむ川釣りなどの仕掛けにちょうどいい印象です。
便利な仕掛け巻き6種まとめ
今回紹介した仕掛け巻きをまとめてみます。
まとめ
・ヤマシタ「仕掛巻き上手」
・第一精工「スプールシート」
・メイホウ「ちびまる」
・メイホウ「ニュー仕掛け巻き」
・タナカ産業「まきたろう」
・オオネ工業「SHIKAKEMAKI150」
先ほどの説明でターゲットや釣りの種類で使い分るメリットがあることを理解いただけたかと思います。
どの仕掛け巻きにも特徴やメリットデメリットがあります。
上記を参考にご自身の釣りのスタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。
代用&自作も可!釣りの用途に合わせてアイテム選択を
スプール型・板型の2種類を軸に個人的にオススメな仕掛け巻きを6種類紹介させていただきました。
船釣りから堤防釣りなど世の中の釣り仕掛けには様々な種類があります。
保管する場合や作る仕掛けのスペックにあったものや使いやすいものを選んで買ってみて下さい。
私の場合はジギングサビキを保管することが多いので、ルアーマンの方でも役立つことは十分に考えられます。
また、単純な構造のものも多いので市販品で満足いかないという方は自作や代用品で対応するのもいいでしょう。
追求しだしたらキリのない世界ですが、自身にピッタリの保管方法を見つけてみて下さい。
ご閲覧ありがとうございました。