こんにちは。
今回は周りの人に魚が釣れているのに自分だけ魚が釣れない…という現象について。
こういったことを体験したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人的に魚が釣れないということは、必ず何かしらの理由があると考えています。
それは一体どういうものか。
この記事では、更に釣果を伸ばすべく餌釣りやルアー釣りにおいて自分だけ魚が釣れないことに関する理由とその解決策について書いてきます。
記事の「目次」
潮が良くない!?潮周りを気にしていますか?
まず初めに海には満潮、そして干潮という潮の満ち引きがある事はご存知でしょう。
そして日によってその満ち引きの大きさにも違いがあります。
・大潮→干満の差が大きい
・小潮→干満の差が小さい
など…
この潮の動き方の違いに釣果が大きく左右されるといわれています。
狙うべき潮周りとそうでないものを見極められていないということが原因のひとつではないでしょうか。
対策①:大潮のマヅメ時を狙ってみよう
一般的に魚が最もよく釣れるとされる潮回りがあります。
それが「大潮」と呼ばれるもの。
これは先述のように、干潮と満潮の差が最も大きいことから潮の動きが良いとされています。
また、その中でも「朝マズメ・夕マズメ」と言われるゴールデンタイムを狙ってみて下さい。
この時間こそが魚にとってのご飯の時間。
真っ昼間に釣りをするよりも魚が釣れる時間帯と言われています。
このように状況がいい時を選択して釣りに行くのもひとつの手段でしょう。
対策②:「上げ3分・下げ7分」も有効
先ほど説明した、朝マズメ・夕マズメ以外にも狙うべきタイムゾーンがあります。
それは、昔から釣りの世界においてよく聞く言葉で言葉で「上げ3分・下げ7分」というもの。
これはどういう意味か。
それは、潮が干潮から満潮に向かう時の3割程度潮が満ちた時、そして逆に満潮から干潮に向かう時の7割程度潮が引いた時の時間帯を指します。
潮見表などを参照にしてみると大体どのくらいの時間に当たっているか分かりますので参考までに。
この辺りに注力すればいいと思います。
ここに注意!「潮止まり」の時間は厳しそう
逆に1日の中で最も魚が釣れない時間帯が存在します。
それは「潮止まり」というもの。
この潮止まりは満潮もしくは干潮のピーク時あたりにやってきます。
この時間は海自体に動きがなくなる時間帯となります。
・仕掛けが流れなくなった
・正面に投げて正面から仕掛けが帰ってくる
・近くの浮遊物やゴミに動きがなくなった
など
このような状況下ではあまり魚の活性が高くない場合が多いと感じます。
これはひとつ覚えておくといいでしょう。
仕掛け・ルアーが今の状況に合っていない
これからする話は単純なものです。
例えば、サビキ釣りで小アジを狙うとします。
小さなターゲットにもかかわらず、大きすぎる針・オーバースペックの仕掛けを使おうとすれば、やはり魚を多く釣ることは難しいのではないでしょうか。
極端な例ですが、無意識のうちにこのようなことが起こっているのかもしれません。
釣りたい魚に対して、その時に使うべき道具の選択が重要です。
対策①:今使うべき仕掛けやルアーを調べよう
季節によって、もしくは地域によって同じターゲットでも仕掛けの形態や適切な針サイズなどスペックが変化します。
現場近くの釣具屋やネットで事前に現状把握し、狙うターゲットの今の状況にマッチした仕掛けを使うことが非常に大切です。
気をつけておきたいことが以下の事項。
・針の大きさ
・エサの種類
・釣り方
・ルアーの種類
など
釣りというものは他のレジャーと違って、その年や気候、さらには日ごとに大きく状況が変わるということが大きな特徴。
去年はこうだったのに今年は…なんてこともしばしば。
釣行前にはこのような情報収集をしっかりしておきましょう。
しっかり底を取れていますか?
釣りの基本として、よく挙げられがちなことのひとつ。
「底を取る」という動作について。
これは仕掛けを投入してからそれが海底に着いた感覚を取ることを指します。
重いオモリを使えば分かりやすいのですが、極端に軽いオモリや軽量ジグヘッドでは底取りが難しい場合が多いでしょう。
ただ、これができていなければ仕掛け今がどこにあるかすら分からず、狙うべき釣りたい層を定めることができません。
この状態ではいい釣果を得ることは難しいでしょう。
対策①:簡単な底の取り方「カウントダウン」
世の中にはいくつか底を取るための方法があります。
簡単な方法のひとつ「カウントダウン」というものを例に挙げてみましょう。
これは仕掛けが海面に着いてどれくらいの時間で底に着くかというものを図り知ることです。
例として、仕掛けを投入してから10秒後、20秒後、30秒後…
など時間を区切って仕掛けを動かして状況を探ります。
ラインが出て行くのが止まったり、仕掛けを引きずった時にごろごろっとした感覚が手元に感じられればそこが底ということになります。
そして、底に着いた時点で何秒カウントダウンしたか覚えておきましょう。
次投げるときにこれを覚えていればある程度の目安となるので、底を取れるという具合です。
海底を中心に仕掛けが今どのようなところにいるのか?ということを想像しながら釣りを進めることも忘れずに。
対策②:魚のいる層を順に探る
底を取るということに関連して、どの層に魚がいるか?ということを考えることも重要です。
何も考えずに釣りをするのもいいと思いますが、それだけでは釣果自体伸びにくいのではないでしょうか。
この問題の簡単な解決方法は「周りを見ること」
よく釣れているいる人が仕掛けを投げてからどれくらいの時間でリールを巻き始めるか。
また、どれくらいのカウントダウンでもって釣りをしているのか。
このようなものを見ることもヒントになるでしょう。
ターゲットのシーズンは合っていますか?
日本には四季がありますね。
当然釣れる魚には釣れる季節というものが存在します。
投げ釣りを例に挙げましょう。
・夏→キス釣り
・秋冬→カレイ釣り
こんな感じで同じ釣りでも季節によって狙う魚は変化します。
自分が釣りたい魚は今の時期に合っているのか?
この疑問に対してはこれまでの経験則はもちろん、ネットや釣具屋で情報を収集するのが手っ取り早いと感じます。
釣れるシーズンに魚を釣る。これが鉄則です。
四季折々のターゲットを楽しむのも釣りの魅力であるといっても過言ではないでしょう。
天候や気候に注目しよう
晴れ・曇り・雨…
どのような気候が最も魚の活性が高いのでしょうか?
それはターゲットにより違ってきます。
イカやタコを狙う場合、雨の日や雨の後は不利と言われます。
これらは真水を好まないという特徴をもっていることが理由。
なのでこのような状況では活性が著しく低下してしまうというわけです。
逆に雨の後活性が上がる魚ももちろん存在します。
例としてシーバスを挙げましょう。
雨の増水により上流から餌となる小魚が流されてきます。
それを目当てに河口周辺に集まったシーバスの活性が高くなり、釣りやすいと状況になるといった感じ。
先述のように、狙うターゲットによって有利・不利な状況は様々。
予備知識としてこのようなことを知っておけばいいのではないでしょうか。
当たりカラーを根気よく探そう
特にルアー釣りをするときのポイントの紹介。
ルアーには形・重さ・色など…いろんなものが存在しますね。
そして海の状況や魚の活性も日によって差が大きくあるでしょう。
ルアー釣りで魚を釣るための大切な要因のひとつとして様々な種類のルアーを試すことが挙げられます。
特に「カラーローテーション」は有効な手段のひとつ。
その日に効く有効なカラーをいち早く見つけることで、釣果を伸ばす。
これを意識すれば釣りの幅が広がるのではないでしょうか。
ルアー釣りでは、多くの引き出しを持っている方が有利であると言う事は間違いないと思います。
理由を見つけて対策を
今回は魚が釣れない時の理由と対策についてでした。
紹介した6つの要素を再度ここでまとめてみましょう。
ポイント
・潮回りに注意
・釣れる魚の状況を事前に調べよう
・底を取ることに慣れていこう
・ターゲットのシーズンに合わせた釣りを
・気候や天候のチェックも忘れずに
・有効なカラーをローテーションで見つけよう
釣りに慣れている方であればどれも当たり前かもしれません。
しかし、これらをキチンとやれば釣果の伸びも期待できるのではないでしょうか。
釣れないということには理由があります。
ひとつひとつ解決していきましょう。
ご閲覧ありがとうございました。